野球肘の面白い話

野球肘と言うと私が思い出すのは、30年以上前に私が筋膜マッサージの創始者、礒崎文雄先生のところで見習いをしていた時のことを思い出します。

礒崎文雄先生の治療院、IP F研究所には、一般の方だけではなく、プロアマ問わず多くのスポーツ選手が治療に来られていました。

ある時、神奈川県の甲子園を目指す高校野球部のピッチャーの男の子が肘が痛いと言って来られました。

大学病院の整形外科で受診済みで、肘の手術を控えていました。

手術をする前に、礒崎先生に診ていただきたいと言うことで来院しました。

先生は肘だけではなく、肩関節も診られ、診察の結果、なんと肘には問題がなく、肩関節に原因があったと言うのです。

そして、肩関節の可動域を正常にするために、先生独自の筋膜マッサージを首肩背部肩関節に行いました。

治療後シャドーピッチングをしてもらったら来院した時と違って、肘の痛みはなくなっていました!

先生曰く、肩関節に痛みがなくても、肩関節周辺の筋膜の癒着が可動域を制限し、その負担が肘に行くそうです。

これは野球肘だけでなく、ゴルフ肘などにも言えることだそうです。(但し、この筋膜の癒着はストレッチでは解決しません)

一般的に整形外科では肘をチェックし、問題があるかないかを診るだけです。

もしも、肩にも、肘にも痛みがなくても、使い過ぎで肩の可動域に制限が出てくることで、いずれ肩関節あるいは肘に痛みや炎症が出てくる可能性がとても高いのです。

レントゲンで肘に異常が見つかる前に、病を未然に防ぐ。

それが、東洋医学で言う『未病を治す』ということなのです。

本気でスポーツで結果を出したいのであれば、イチロー選手のように、日々の体の手入れを怠ってはいけません。

レントゲンで異常が見つかってからでは遅いので…。