最近では私のような仕事は別として、大抵の職業にパソコンは不可欠になっています。仕事以外でもスマホやタブレットの普及で日常生活の中でもそれらを使用している時間が20年前と比べると遥かに多くなっています。
その影響かここ数年の高校生の視力がかなり落ちているそうです。
パソコンやスマホをいじっている時は首肩背中の筋肉が長時間緊張状態になります。特に首の前の斜角筋と肩甲間部の筋肉は呼吸にも大いに関係していますので、これらの筋肉が硬くなると酸素の取り入れが悪くなってきます。細かく指先を使う作業を常にしていると首肩背中の筋肉を硬くするだけでなく、呼吸も浅くなり横隔膜もうえに上がり腹式呼吸が出来なくなってしまいます。しかも、目を使い疲労をさせれば脳が疲れ、脳が疲れれば全身が疲労していきます。
筋肉は動かすことには適していますが、長い時間緊張状態でいることには適していません。
例えば、健康な人でも「30分間直立不動で立っていろ」と言われたらかなり辛いと思いますが、「30分間立ち止まらずに歩き続けなさい」と言われてもそれほど苦ではないはずです。
人間の筋肉は動かすことに適しているのです。
でも、仕事でのパソコンを止めるわけにはいきませんよね。
日常生活の中で、深呼吸と手をうえに上げて伸びをすることは意識しないとまずやりません。
（電車のつり革につかまっている時でさえも脇の角度はせいぜい90度位です）
ですからぜひ、毎日意識してやってみて下さい。
深呼吸は鼻から吐いて鼻から吸うが基本です。
もし出来れば腹式呼吸をしてみてください。
明日から毎日いつでもどこでも出来る深呼吸をして、たくさんの酸素を脳にも内臓にも筋肉にもそして全身の細胞一つ一つにも行き渡るように意識して行ってみて下さい。
きっと自分の身体の変化に気づくと思いますよ！
