免疫力と足三里

最近、気になるのが特に高齢者の患者さんで、“咳が治らない” “風邪を引いてこじらせてから体調が戻らない”などの問い合わせです。
明らかに免疫力の低下、自然治癒力の低下が著しい患者さんが増えてると言うことです。

特にコロナワクチンを多く摂取された方に見られる傾向があります。

その上、昨年は野菜の価格高騰が酷く、特にキャベツなんかは気軽に買えた金額ではなかったと思います。

そして、昨年2月より価格の高騰が見られ始めたお米は現在は値段が倍以上になってしまってます。

余談ですが、来月2年間の予定で鍼灸治療をしにイギリスに行く息子が現地の日本人から聞いた話では、イギリスは日本より物価は高いけど食料品は日本より安いそうです。
どこの国でも物価高対策はされています。
特に生活必需品に対しては価格を抑えるように減税したり給付金を支給したりしています。

日本は特にそのようなことは
されていませんので、年金生活者のような生活にゆとりの無い方々は、去年1年間の野菜の高騰がビタミン不足や栄養のバランスを崩す原因となり、免疫力低下に繋がっていると思います。

しかも、コロナワクチンを多数回摂取された方はなおさらです。

私が心配しているのは、そのような免疫力が低下されている方がそのまま今年の夏を迎えた時です。

栄養のバランスを崩した状態で夏の暑さを迎え、しかもエアコンをなるべく使わないようにしていたら、先ほどの免疫力低下した高齢者は熱中症に罹り、場合によってはお亡くなりになる方々が例年より多くなるのではと懸念しています。

普段から定期的に鍼灸治療を受診されている方はいいのですが、そうでない方は今からでも遅くないので免疫力を上げる対策をしてください。

保険も効かない鍼灸治療を定期的に受けるのは難しいと思われる方々も大勢いらっしゃると思います。

ですから、毎日自宅で足三里のツボにお灸をしてもらいたいのです。

市販の千年灸でもいいのですが、それでも定期的にするとなると金額も安くはありません。

お灸は継続することに意味があります。

ですから、あまり家計に負担のかからない方法をお教え致します。

使うのはお線香です。

一本では弱いので2〜3本束にして使用するといいと思います。

火を付けた束のお線香を足三里のツボに近づけます。

皮膚から1センチ弱離して熱さを感じたら離します。

また近づけて感じたら離します。

それを2〜3回繰り返します。

お灸を使わなくても充分効果あります!

しかし、我慢は禁物です❗️

低温やけどをして水ぶくれになりますのでご注意❗️

コツは『温かさを感じたら離す、それを毎日繰り返す』です。

今からでも遅くありません。

あなたの周りで最近体調がすぐれない人、物価高の影響で明らかに栄養のバランスを崩している(特に高齢者)がいましたらぜひ足三里のお灸を勧めてください!

病気をこじらせてしまっては、あとでかえって治療費が高くつきます。

今日からやってください!

まだ間に合いますから。