腰痛(筋肉編①)

今回からしばらく【腰痛シリーズ】をお送りいたします!

腰痛の原因は様々ですので、原因別に分けて行こうと思います。

今回は『筋肉編1』として身体の土台、“殿筋”にスポットを当ててみます!

最近は大分耳にしなくなりましたが、それでも未だに腰痛と言えば腹筋背筋を鍛えなさいって言ってる医療関係者がいますが、それは大間違いですから絶対にしないでください。
腹筋背筋を鍛えれば腰痛が治るのでしたら、なぜ当院に来る運動部の高校生たちは腰痛なのでしょうか?
あの子たちは骨にも異常なし、腹筋背筋はバッチリ鍛えてます。
でも腰痛で苦しんでいます。
腰痛は腹筋背筋を鍛えさえすれば治るほど単純なものではないのです。

話を戻しますが、腰痛の原因で(特に慢性腰痛)一番多いのが硬くなった殿筋です。

肩こりと違い、一般的に殿筋はかなり硬くなっても自分では気づかない筋肉の一つです。

私の子どもの頃は腰痛って言うと高齢者の病気だったのですが、生活習慣が大きく変わり、今は中学生でも腰痛なるのは全然珍しくなくなりました。

殿筋の中でも一番重要なのはお尻の両側にある中殿筋です。

よく「一度ぎっくり腰になると癖になる」と言う人がいますが、
癖になるのではなく、根本を治療せず、枝葉しか治療していないから癖になり再発するのです。

癖になっている人の多くがこの中殿筋がカチカチになっています。

その他に、大殿筋、腸腰筋もカチカチの人が多くいます。

この硬くなった殿筋が、一般的に痛みを感じる場所の腰部の筋肉を日常的に硬く緊張させてしまうのです。

過度にランニングする人、立ち仕事の人、座り仕事で普段あまり歩かない人などは殿筋はカチカチのはずです。

そして治療で柔らかくなった殿筋を一度脳が覚えると、また硬くなった時でも殿筋の硬さを認識出来るようになります。

「先生、お尻が硬くなったので、ぎっくり腰を起こす前に治療に来ました!」

と言われ来院する方も多くいます。

硬くなった殿筋は骨盤内の血流も悪化させたり、交感神経を緊張させたり、中でも中殿筋は膝関節痛の大きな原因にもなります。

普段、意識しないご自分の殿筋を硬くなっていないかチェックしてみることも大切だと思います。

もしあなたが、日常的に「なんか椅子から立つのが面倒くさいなぁ」って思われているとしたら要注意です!

あなたの殿筋はかなりカチカチですよ。


次回は『腰まわりの筋肉』についてです。
お楽しみに!