梅雨時の体調管理 2

 
前回の続きです。
私が所属している日本鍼灸師会からの情報です。
梅雨に入り寒暖の差も激しく体調を崩している方の問い合わせがとても多くなってきています。
ぜひ、参考にしてください!

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 ◉胃腸を冷やさないように

 前号の芒種の項でもお伝えしましたように「湿」が身体の内外で影響を与えますから、湿の溜まりやすい食生活に注意しましょう。

冷たいものや生ものを必要以上に摂ると、胃の働きが弱まり体内に余分な水分である「湿」が停滞してしまいます。

夏場は食卓に刺身や冷奴、サラダ、そうめん、そば等の冷たい料理が並ぶことも少なくありません。
食事中に冷たいお茶やビールなどを飲むと胃腸はますます冷えて働きが弱まってしまいます。
冷たいものはなるべく控えめにし、冷奴など冷たい料理には胃腸の働きを整える生姜や葱、紫蘇などの薬味を添えて体内に湿を溜めないように工夫しましょう。

 次に胃腸を元気にする薬膳茶を紹介します。

 「湿」対策には:紅茶+生姜+陳皮。ハト麦+生姜。コーン茶。トウモロコシの髭茶。干しぶどう+生姜。

「冷え」対策には:シソの葉+生姜+黒糖。紅茶+シナモン+黒糖。

「胃腸のもたれ」には:ハト麦+なつめ。玄米茶+陳皮。玄米茶+なつめ。

「食欲不振」には:プーアール茶+陳皮。サンザシ+陳皮。陳皮+生姜+なつめ。

「慢性疲労」には:ハト麦+なつめ+蜂蜜。高麗人参+なつめ+蜂蜜。

 いずれにしても無事に夏を過ごすには、胃腸を冷やさないようにして夏でも暖かい料理や飲み物を摂り、食材が傷みやすい梅雨から夏は冷蔵庫を過信せず、なるべくこまめに買い物をして食中毒の対策もしましょう。

そして元気に梅雨を乗り切りましょう。

※この内容の意見や見解は、あくまで書き手個人のものであり、日本鍼灸師会または役員の見解や意見を代表するものはありません。


以上です。

とてもためになる情報ですよね!
参考にしてみてください。